Stanza della Luna

雑多な詩集

ふえるもの へるもの

ふえるもの

age

へるもの

time left for me

ふえるもの

distance to home on my way from home

へるもの

distance to home on my way home

ふえるもの

resignation

へるもの

expectation

ふえるもの

puzzlement

へるもの

innocence

 

ふえるもの

people I don't like

へるもの

people I love

ふえるもの

people who don't care about me

へるもの

people who love me

Anger

私がこんなに怒っているのは

誰かを傷つけたいからじゃない

 

私がこんなに怒っているのは

誰かを黙らせたいからじゃない

 

私がこんなに怒っているのは

誰かを脅えさせたいからじゃない

 

私がこんなに怒っているのは

放っておいて欲しいからじゃない

 

私がこんなに怒っているのは

寂しいから

 

寂しさをわかって欲しいから

 

私がこんなに怒っているのは

本当はもっと大切にして欲しいから

 

私がこんなに怒っているのは

本当はもっと優しさが欲しいから

 

なのに

表面では冷たく怒りながら

本当は傷だらけの私の心を

包んでくれるはずの 手のひらは

遠巻きに私を避けている

 

私がこんなに怒っているのは

私は孤独じゃないと

どこかで期待して 裏切られたから

あの夏

夏の夜 花火のにおい
あのころ一番 好きだった白いワンピース
「街灯り 色とりどりの  
光がとぎれる あそこがね 海岸線だよ」

全てが今は あの夏の魔法 
あの浜の名前も もう思い出せない

 

夜の海 胸がさわいだ 
どうしてあんなに 何もかも 美しかったの
海に散る 花火の軌跡 
炎は静かに 暗い海 溶けて消えてった

全てが今は あの夏の魔法 
永遠の刹那に あの人がいた夏

The Only Stage

いつも私は疲れると 

逃げることしか見えなくなる

千も理屈を考えて 

完璧な逃げ道を探す

 

花は咲く時を知り 

現実はあまりに絵空事みたいで

花は散る時を知る 

当たり前の顔で知っている

 

永遠に続くような毎日に 

全てが解決するような

完璧なゴールなんかない

その時のその場所で 

Try the best

いつか本当のゴールが来る


ずっと私は逃げてきた 

だけどその逃げ道の先に

いつも求めた楽園は 

見つけることができなかった

 

花は咲く時を知る 

暖かい春も どんな寒い春も

どんな強い風でも 

やわらかく静かに受け止めて

 

永遠に続くような毎日を 

誰もが迷いながら生きて 

新しい季節が巡り来る

その時のその場所が 

The only stage

いつか本当のゴールが来る

夢の木

僕たち ないものを 持ちよったら

そこから 見たこともない 勇気が 芽吹いた

 

僕たち あるものを 持ちよったら

そこから 光輝く 希望が 花開く

 

僕が 忘れかけてた 大切な何かは

君の 純粋な瞳に 宿ってたんだ

 

Hand in hand  

そして 大空に向かって

伸ばす 僕たちの手は

枝になり 葉になり 幹になる

みんなの 夢の木になるよ

 


僕たち ないものに 縛られてた

そんなの ないままだって 笑顔になれるよ

 

僕たち あるものに 慣れすぎてた

そうして あるからこその 弱さに気づかない

 

壁は どこにでもある でも君を見てると

越えられない壁など ない気がするよ

 

Hand in hand  

そして 大空に向かって

つなぐ 手を伸ばしたら

枝になり 葉になり 幹になる

世界は 夢の森になる  

白い花

忘れられない花がある 

名前も知らない花だけど

あなたと土手に腰かけて 

言葉にならない夕日を見た

 

短い草の上についた 

あなたの左手のとなりに 

小さく咲いた白い花

 

あの頃の心のさざ波も 

一瞬を愛しむ情熱も

夕焼けに染まる あの花が 

今もどこかで覚えてる気がして

 

好きな花を聞かれる時 

2番目に好きな花を言う

1番好きなあの花は 

名前も知らない小さな花

 

おとぎの国の花のように 

夢にだけ咲く花のように 

あれから二度と見かけない

 

あの頃の心のさざ波も 

一瞬を愛しむ情熱も

花びらに映すあの花が 

今もどこかで咲いていて欲しい

君へうたう

明るい うすみどりの

風が 吹いてくる

初夏の 森を ふたり 

歩きながら 話した

 

「やっぱり ここはいいね」

君は 言ったけど

やがて 風は止んで

君の旅は 続いた

 

僕は この町で生き

時には 君を 想ったりしてる

 

君の 君のためにうたう このうたが

どうか 君に届きますように 

今日の空の青さに そんなことを願った  

 

 

初めて ドライブした

ふるさとの町を

君は 遠く 離れ

季節 だけが 戻った

 

「ごめんね ハイヒールじゃ

歩きにくいから」

君は くしゃみ ひとつ

あれから いくつの夏

 

君が この空の下

あの日の風を 想ってるのなら

 

君の 君のためにうたう このうたが

せめて 君に届きますように 

今日の空の青さに そんなことを願った