さんぽみち
1月の川原沿いを
ぶらぶらと歩く
枯れ草の間を
深い青が
細く流れる
見上げた空は
雲一つなくて
強い風に ゆられて
光の 青い波長が
あふれてる
ぶらぶらと歩きながら
遠くを見て
深呼吸してみる
優しい麦わら色の
1月のさんぽみち
Thinking of you
あなたのことばかり 考えているうち
もういくつもの 季節を見送った
あなたのことばかり 考えているうち
公園の木は すごく背が伸びた
あなたのことばかり考えているうち
渡り鳥は 暖かい国へ旅立った
あなたのことばかり考えているうち
町の景色も 少し変わった
あなたのことばかり考えているうち
新しい恋のチャンスを逃した
でも
あなたのことばかり考えていたから
いつもひとりぼっちには ならなかった
変わらないもの
変わらないものを さがして
さがしつかれて
時に 何をさがしてたのかも
わからなくなって
変わらないものは 日々のすき間に 垣間見えて
でも その姿を追いかけると そこには何もない
変わらないものを 信じて
愛や永遠を求めて 人は迷子になる
変わらないものなんてないと
受け止めてしまえば 楽になるのかな
私も 世界も 宇宙も 変わり続ける
それでも 日々のすき間に 垣間見える永遠が
私を惑わし さがし疲れて
心のどこかで そんなものないと知りながら
どうしようもなく 求めている
ふえるもの へるもの
ふえるもの
age
へるもの
time left for me
ふえるもの
distance to home on my way from home
へるもの
distance to home on my way home
ふえるもの
resignation
へるもの
expectation
ふえるもの
puzzlement
へるもの
innocence
ふえるもの
people I don't like
へるもの
people I love
ふえるもの
people who don't care about me
へるもの
people who love me
Anger
私がこんなに怒っているのは
誰かを傷つけたいからじゃない
私がこんなに怒っているのは
誰かを黙らせたいからじゃない
私がこんなに怒っているのは
誰かを脅えさせたいからじゃない
私がこんなに怒っているのは
放っておいて欲しいからじゃない
私がこんなに怒っているのは
寂しいから
寂しさをわかって欲しいから
私がこんなに怒っているのは
本当はもっと大切にして欲しいから
私がこんなに怒っているのは
本当はもっと優しさが欲しいから
なのに
表面では冷たく怒りながら
本当は傷だらけの私の心を
包んでくれるはずの 手のひらは
遠巻きに私を避けている
私がこんなに怒っているのは
私は孤独じゃないと
どこかで期待して 裏切られたから
あの夏
夏の夜 花火のにおい
あのころ一番 好きだった白いワンピース
「街灯り 色とりどりの
光がとぎれる あそこがね 海岸線だよ」
全てが今は あの夏の魔法
あの浜の名前も もう思い出せない
夜の海 胸がさわいだ
どうしてあんなに 何もかも 美しかったの
海に散る 花火の軌跡
炎は静かに 暗い海 溶けて消えてった
全てが今は あの夏の魔法
永遠の刹那に あの人がいた夏