2017-06-18 白い花 忘れられない花がある 名前も知らない花だけど あなたと土手に腰かけて 言葉にならない夕日を見た 短い草の上についた あなたの左手のとなりに 小さく咲いた白い花 あの頃の心のさざ波も 一瞬を愛しむ情熱も 夕焼けに染まる あの花が 今もどこかで覚えてる気がして 好きな花を聞かれる時 2番目に好きな花を言う 1番好きなあの花は 名前も知らない小さな花 おとぎの国の花のように 夢にだけ咲く花のように あれから二度と見かけない あの頃の心のさざ波も 一瞬を愛しむ情熱も 花びらに映すあの花が 今もどこかで咲いていて欲しい