Stanza della Luna

雑多な詩集

虚像

人を知ったと思うとき

本当に知っているのかな

 

言葉の選び方 仕草 行動

いろんな手がかりを集めて

あの人はこんな人だと

決めているけれど

 

全部 想像に過ぎない

 

その人の

心の中も 頭の中も

のぞけないもの

 

優しい人だから

あなたを好きになったけど

全部私が作り出した

虚像なのかも

 

あなたが私を好きと言ってくれるとき

それはあなたの本心なのかな

 

あなただと思っていた「あなた」も

あなたが言ってくれた「好き」も

ただの虚像だとしたら

 

そんなこと なんで

考えちゃったんだろう