Stanza della Luna

雑多な詩集

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

The Only Stage

いつも私は疲れると 逃げることしか見えなくなる 千も理屈を考えて 完璧な逃げ道を探す 花は咲く時を知り 現実はあまりに絵空事みたいで 花は散る時を知る 当たり前の顔で知っている 永遠に続くような毎日に 全てが解決するような 完璧なゴールなんかない そ…

夢の木

僕たち ないものを 持ちよったら そこから 見たこともない 勇気が 芽吹いた 僕たち あるものを 持ちよったら そこから 光輝く 希望が 花開く 僕が 忘れかけてた 大切な何かは 君の 純粋な瞳に 宿ってたんだ Hand in hand そして 大空に向かって 伸ばす 僕た…

白い花

忘れられない花がある 名前も知らない花だけど あなたと土手に腰かけて 言葉にならない夕日を見た 短い草の上についた あなたの左手のとなりに 小さく咲いた白い花 あの頃の心のさざ波も 一瞬を愛しむ情熱も 夕焼けに染まる あの花が 今もどこかで覚えてる気…

君へうたう

明るい うすみどりの 風が 吹いてくる 初夏の 森を ふたり 歩きながら 話した 「やっぱり ここはいいね」 君は 言ったけど やがて 風は止んで 君の旅は 続いた 僕は この町で生き 時には 君を 想ったりしてる 君の 君のためにうたう このうたが どうか 君に…

失いたくないもの

私には 失いたくないものがある それを失いたくないから 私は強くなって それを失いたくないから 私は弱くなる それを失っても 私は私でいられる だけど それを失うことは 世界の終わりみたいだ 私からそれを奪うものと戦うため 私は強くなって 私からそれを…