2023-05-20 着地 ある日 緑の風が吹いて 弟や妹がピンクの花びらを揺らして 行ってらっしゃいって笑った 緑の風はどこまでも 私と走りたがったの 気づいたら風がやんで 私はふんわり着地した おうちと同じ土のにおい 懐かしいにおい ここが旅の終わりなのか わからないけれど ちょっと疲れたみたい とりあえずここで 少し休もう