Stanza della Luna

雑多な詩集

着地

ある日 緑の風が吹いて

 

弟や妹がピンクの花びらを揺らして

行ってらっしゃいって笑った

 

緑の風はどこまでも

私と走りたがったの

 

気づいたら風がやんで

私はふんわり着地した

おうちと同じ土のにおい

懐かしいにおい

 

ここが旅の終わりなのか

わからないけれど

 

ちょっと疲れたみたい

とりあえずここで 少し休もう