Anger
私がこんなに怒っているのは
誰かを傷つけたいからじゃない
私がこんなに怒っているのは
誰かを黙らせたいからじゃない
私がこんなに怒っているのは
誰かを脅えさせたいからじゃない
私がこんなに怒っているのは
放っておいて欲しいからじゃない
私がこんなに怒っているのは
寂しいから
寂しさをわかって欲しいから
私がこんなに怒っているのは
本当はもっと大切にして欲しいから
私がこんなに怒っているのは
本当はもっと優しさが欲しいから
なのに
表面では冷たく怒りながら
本当は傷だらけの私の心を
包んでくれるはずの 手のひらは
遠巻きに私を避けている
私がこんなに怒っているのは
私は孤独じゃないと
どこかで期待して 裏切られたから
あの夏
夏の夜 花火のにおい
あのころ一番 好きだった白いワンピース
「街灯り 色とりどりの
光がとぎれる あそこがね 海岸線だよ」
全てが今は あの夏の魔法
あの浜の名前も もう思い出せない
夜の海 胸がさわいだ
どうしてあんなに 何もかも 美しかったの
海に散る 花火の軌跡
炎は静かに 暗い海 溶けて消えてった
全てが今は あの夏の魔法
永遠の刹那に あの人がいた夏
The Only Stage
いつも私は疲れると
逃げることしか見えなくなる
千も理屈を考えて
完璧な逃げ道を探す
花は咲く時を知り
現実はあまりに絵空事みたいで
花は散る時を知る
当たり前の顔で知っている
永遠に続くような毎日に
全てが解決するような
完璧なゴールなんかない
その時のその場所で
Try the best
いつか本当のゴールが来る
ずっと私は逃げてきた
だけどその逃げ道の先に
いつも求めた楽園は
見つけることができなかった
花は咲く時を知る
暖かい春も どんな寒い春も
どんな強い風でも
やわらかく静かに受け止めて
永遠に続くような毎日を
誰もが迷いながら生きて
新しい季節が巡り来る
その時のその場所が
The only stage
いつか本当のゴールが来る
夢の木
僕たち ないものを 持ちよったら
そこから 見たこともない 勇気が 芽吹いた
僕たち あるものを 持ちよったら
そこから 光輝く 希望が 花開く
僕が 忘れかけてた 大切な何かは
君の 純粋な瞳に 宿ってたんだ
Hand in hand
そして 大空に向かって
伸ばす 僕たちの手は
枝になり 葉になり 幹になる
みんなの 夢の木になるよ
僕たち ないものに 縛られてた
そんなの ないままだって 笑顔になれるよ
僕たち あるものに 慣れすぎてた
そうして あるからこその 弱さに気づかない
壁は どこにでもある でも君を見てると
越えられない壁など ない気がするよ
Hand in hand
そして 大空に向かって
つなぐ 手を伸ばしたら
枝になり 葉になり 幹になる
世界は 夢の森になる
白い花
忘れられない花がある
名前も知らない花だけど
あなたと土手に腰かけて
言葉にならない夕日を見た
短い草の上についた
あなたの左手のとなりに
小さく咲いた白い花
あの頃の心のさざ波も
一瞬を愛しむ情熱も
夕焼けに染まる あの花が
今もどこかで覚えてる気がして
好きな花を聞かれる時
2番目に好きな花を言う
1番好きなあの花は
名前も知らない小さな花
おとぎの国の花のように
夢にだけ咲く花のように
あれから二度と見かけない
あの頃の心のさざ波も
一瞬を愛しむ情熱も
花びらに映すあの花が
今もどこかで咲いていて欲しい
君へうたう
明るい うすみどりの
風が 吹いてくる
初夏の 森を ふたり
歩きながら 話した
「やっぱり ここはいいね」
君は 言ったけど
やがて 風は止んで
君の旅は 続いた
僕は この町で生き
時には 君を 想ったりしてる
君の 君のためにうたう このうたが
どうか 君に届きますように
今日の空の青さに そんなことを願った
初めて ドライブした
ふるさとの町を
君は 遠く 離れ
季節 だけが 戻った
「ごめんね ハイヒールじゃ
歩きにくいから」
君は くしゃみ ひとつ
あれから いくつの夏
君が この空の下
あの日の風を 想ってるのなら
君の 君のためにうたう このうたが
せめて 君に届きますように
今日の空の青さに そんなことを願った
失いたくないもの
私には
失いたくないものがある
それを失いたくないから
私は強くなって
それを失いたくないから
私は弱くなる
それを失っても
私は私でいられる
だけど
それを失うことは
世界の終わりみたいだ
私からそれを奪うものと戦うため
私は強くなって
私からそれを奪うものに怯える時
どうにもならないほど弱い