Stanza della Luna

雑多な詩集

いつも抱いてた 自分ではない誰かへのあこがれ

背伸びしたって 

ここ以外の どこにもたどり着けなかった

私以外の 誰にもなれなかった

 

自分守るため 心固めて ガチガチになって

信号も止まれと告げている

行き止まりの毎日

 

似ている日々の繰り返し

 

ある日 風が吹いた

日差しが少し明るくなった

まぶしさに重いまぶたを開いたら

 

信号の色が変わっていた

 

ずっと「かなわない」と思い込んでた

「あの子にはなれない」

 

青信号を見て ブレーキをゆるめたら 気づいたんだ

「あの子だって 私にはなれない」