Stanza della Luna

雑多な詩集

孤独の温度

誰かといれば温かくて

その場所は日だまりみたいに明るい

 

だけど私は知ってしまった

 

誰かといるからさびしくて

誰かといるから心が凍るのだと

 

孤独は深い海の底に似て

太陽の光も

鳥のさえずりも

愛しい生命のぬくもりも

届くことは少ない

 

そして

凍てつくことも

 

孤独に温度はなくて

嵐も

傷つける刃もない

 

ぬくもりも

冷たさもない

真空のような静けさ

 

孤独の温度が

今は心地よい